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COMPANY GUIDE地元企業・人材紹介

株式会社 積水化成品沖縄

設立50年以上、シェア100%の地元企業

企業、事業内容について

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会社は設立して50年以上になります。もともとは沖縄樹脂化学工業という企業名でした。積水化成品工業の資本が入ってグループ会社になりました。

発泡スチロールやプラスチックの成型を主に手掛けています。B to Bの取り組みが多く、沖縄県内におけるシェアはほぼ100%に近いです。以前は同業他社がいましたが、現在は弊社が沖縄県で唯一の発泡プラスチックメーカーになりました。

生鮮食品のトレーや食品容器、農産物や魚介類を入れる箱、軽量であることを生かした建築資材などに使われています。加工は社内で独自に手掛けており、「沖縄の県産品」として認証されています。

沖縄に拠点を置く長所と短所

私たちは、原料となるポリスチレン樹脂を県外の工場から仕入れ、加工しています。原料のビーズは1mmに満たない小さな粒で、用途に合わせて30〜60倍に膨らませ、成型していきます。

沖縄に生産拠点があるメリットは、運賃が高いから他から入ってこないことです。私たちは、グループ会社の強みを生かし、県外で原料をつくってもらい、小さな粒の状態で運べます。コストが抑えられ、効率よく供給することができます。成型した箱や資材を外から持ってこようとすると、嵩張ってしまい、まずコストが合わないです。

デメリットは東南アジアに目を向けて市場を広げようとしても、同じように輸送費が高くつくことにあります。ものを詰めて送ることはあっても、箱だけがいくことはありません。

市場を広げるための鍵

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国内に関しては基礎固めの甲斐あって、しっかり定着してきました。市場を広げるには、海外に向けてのハブとして展開していきたいと考えています。県外から沖縄を経由して輸出するのであれば、リパックできますが、経由せずにいくことが多く、なかなか難しいのが現状です。要望をどうつかむかが課題です。

また、県内のメーカーさんと一緒に製品をつくることも欠かせません。地元だけで製造工程を全てまかなうことができたらいいですね。魅力のある商品を協働で開発して海外に出していくという流れ。事業として続けていくためには、付加価値をつけ、利益率を上げることで採算が取れるようにしなくてはいけません。

どうする人材確保

人材の獲得については、あまり意識していません。U、I、Jターンの人材を狙う向きも増えているようですが、そこに関してこだわりはないです。製造の場合は現場でがんばってくれる人。営業は募集してもあまり、なかなか集まりません。いろんなツテを使ってスカウトすることが多いです。高校や専門学校などに働きかけをしないといけないかなと考えています。

直接の人材が入ってくるっていうのは、ちょっと少ないんですけど、産官学連携で、ものづくりネットワークさんがありますから、向こうに情報が集まってくるんで、こちらにも流れてきます。横のつながりが強いというのは沖縄の特徴だと思います。

INTERVIEW INFORMATION

インタビュー協力
  • 代表取締役社長 塩山 泰章 様
  • 取締役工場長 比屋根 良邦 様
企業名
株式会社 積水化成品沖縄
公式サイト
https://okinawa.sekisuikasei.com/
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